どれに使えて、どれに使えないのか。それが問題だ。

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店長のエンゾーです!

金曜日に予約開始となったばかりのカメラポーチ「クッシーノ」ですが、お陰様で、予想を上回るペースで売れております。

それに伴い、早くも
「こんなカメラには使えませんか?」
「今度はこのカメラに使えるモデルも作って欲しい」
というようなリクエストを多数頂いており、大変有り難く思っております。

その中でも目立ったものをご紹介しますと、
「パナソニックのCM1は入らないか(あの、あっという間に2000台を売り切った高級スマホカメラです)」
「LX100用が欲しい(M4/3の最高峰コンデジですから、これも当然リクエストが多いです)」
「ミラーレス用はないのか(レンズ交換式でも需要があるんですね)」
などなど、現ラインナップよりもう一回り二回り大きめのものに対するご要望が多いように感じます。

そもそも、クッシーノのタイプ01およびタイプ02には、どこまでの大きさのカメラなら入って、どこからは入らないのでしょうか。実はこれ、単純に内寸をお知らせしただけでは解決できない、ある問題がるのです。

まず、ここに並べたのは左から順にRICOHのGR、PanasonicのLX7、SONYのRX100です。ぱっと見のフットプリント(前面投影面積)はGRがもっとも大きく、RX100が最小で、LX7はその中間となります。
ということは、GR用として開発された、大きめのモデルであるクッシーノ・タイプ01であれば、LX7は収納できそうに思えます。
ところが・・・

実際に入れてみると、ご覧のとおり、レンズキャップを外した状態ですら入りません。これは何が原因なのでしょうか。

もうお分かりと思いますが、各カメラを真横から見てみると、ボディの厚みはどれも大差ないのですが、LX7の鏡筒が、もっとも飛び出しているのが分かります。
なので、↓

このようにLX100に至っては鏡筒部分が大きすぎて、まったく入りません。つまり、各メーカーの仕様表に書いてあるカメラの外寸の数値と、クッシーノの内寸を見比べただけでは、使用可能かどうかが分からないのです。

従って、現状ではエンゾーやスタッフの森がカメラ店の店頭にクッシーノを持参し、一つ一つ入れてみるという擬似万引き行為を繰り返すほかなく、お陰様で店員さん並びに警備員の皆様の熱い視線を一身に浴びております。どうもお世話様です。

ところで、クッシーノとの相性に関してご質問があったのは、何も最近のデジカメだけにとどまりません。いまでも銀塩カメラを大切に使われているお客様もいらっしゃいまして、懐かしい機種名が飛び出すこともあります。
そこで、代表的なモデルでいくつか試してみました。

その結果、CONTAXのT3、ミノルタのTC-1であればタイプ2で、CONTAX T2やフジフイルムのクラッセであればタイプ1で、収納可能であることが分かりました(ただしクラッセは、相当タイトです。お勧めまではいたしかねます)。
こうやって、往年の名機たちの居場所を作ることが出来たことに、古くからのカメラファンとしてはとても感慨深いものがあります。

で、くどいようですが、これらの大柄な銀塩コンパクトとLX7を比較すると、ますますボディサイズのみではクッシーノとの相性を測れないことがお分かり頂けるかと思います。かつての銀塩コンパクトは、上のように完全に鏡筒を沈胴させることが出来ました。なので、ボディが少々分厚くてもクッシーノに収まります。が、鏡筒が飛び出しているLX7のようなカメラは、トータルの厚みがよほど薄くない限り、入らないことのほうが多いのでした。

そういうわけで、今後はPanasonicのLX100やGM5、GM1S、オリンパスのPENシリーズなど、鏡筒が飛び出したレンズを備えたカメラに対応するタイプや、パンケーキレンズを付けた状態のコンパクト一眼に対応するタイプなども増やしていこうと考えております。リクエスト等がございましたら、ぜひご意見お聞かせ下さい!

 

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