X-Pro2のパンフレットは、久々に刺激的だった。

店長エンゾーです!ちょっとブログさぼり気味で反省。

え~、最近エンゾーの中で急速に注目度が上がっているのが、富士フイルムのカメラたちです。レンズやボディについてのネタも、おいおいUPしていこうと思っています。

今日は、いよいよ発売が秒読みに入った、フジのフラッグシップ・X-Pro2について。既にスペックはプレスリリースで公開されていますが、フジのフォトサロンで実機に触れてみた限りでは、AFのレスポンスの向上や、操作部のレイアウト変更による使い勝手の改善などをすぐに実感でき、フジらしくキープコンセプトしつつ堅実に熟成が進んでいることが見て取れました。

その場で受付嬢に「よろしかったらどうぞ」とパンフレットを勧められたのでもらって帰ったのですが、仕事場に戻り中身を見て驚きました。

作例、作例、また作例。何枚ページをめくっても写真家・David Alan Harvey氏による作例が続き、前半はすべて作例に費やされていることが分かりました。もはや、ちょっとした写真集です。
(ちなみに海外向けには、David氏がどうやって作例を撮影したかを紹介するオフィシャルの動画も存在します。)

後半に入ってもまだ説明らしきものは現れず、キャッチコピーすらないX-Pro2のディテールやパーツのイメージ写真が大ゴマで数枚続きます。よくある機能やスペックの解説は、最後の数ページに控え目にまとめてありました。

これを見て思い出したのが、かつて銀塩の爛熟期に見られた幾つかのパンフレットです。エンゾーが特にお気に入りだったのは、コンタックスの高級コンパクト(T2やTVSやGシリーズ)のパンフで、性能云々の前に作例が素晴らしく、それだけで魅了され、決して安くないカメラをふらふらと買ってしまったものでした。
当時、コンタックスのカメラはお世辞にもハイスペックではありませんでしたが、それを補ってなお余りある「写真を楽しむ道具」としての魅力がありました。フィルムをまったく使わなくなってしまった今でも、それらのカメラを処分する気はさらさらなく、今でもたまに防湿庫から取り出しては、目と指を楽しませています。


(CONTAX T2のパンフレット。この色と描写に、とても衝撃を受けたことを覚えている)

今回、X-Pro2のパンフに使用されている作例はエンゾーの好みとは違いますが、それでも、フジが言いたいこと・・・「これは日常を切り取るためのスナップカメラです」という主張は、しっかり伝わってきます。

それで思い出したのが、先日プレス向けに行われた、富士フイルムの新製品発表イベントでの一幕です。会場で流されたプレゼンのスライドで、富士フイルムはXシリーズのユーザー定義と「カメラのあり方」を、次のように述べています。


(実は右上の人物こそ、パンフの作例を撮ったDavid Alan Harvey氏その人。)

『カメラではなく、写真を愛するすべての人』
『そのカメラを持つと、写真が撮りたくなる』

あのパンフレットを見たあとでこのプレゼンを見ると、最近のフジはブレがないなあと感じるのでした。
X-Pro2、まさに「写真を撮りたくなるカメラ」に仕上がっていると思います。そういうわけで、ユリシーズではリスペクトを込めて、X-Pro2用ボディスーツを作ることに決定しました。

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