富士フイルム X-Pro2用ボディスーツ製作記(その1)

富士フイルム X-Pro2用ボディスーツ製作記(その1)

2月3日は節分でしたね。うちの子供が豆まきにハマってしまいました。
その日の夕方から豆をまきまくり始めたのですが、今朝も起きてすぐに「おにはショト~」と叫びながら、壁に立て掛けた鬼のお面に向かって投げつけていました。
このまま毎日エンドレスで豆の片付けをし続けなければならないのか、そして室内でまかれた豆に鬼は出て行ってくれるのか?という基本的な疑問も湧き、少々不安な気持ちの企画デザイン佐藤です。

 

さて、FUJIFILM X-Pro2の発売日が迫ってきましたね。ブログでお約束したように、フライング気味にボディースーツ製作始めました♪

今回は、サンプル製作の裏側をご紹介をいたします。

 

まずサイズ感を画像から割り出し、考え始めたラフデザインは、”Wグリップ&アゴ付き”のボディースーツです。勿論、底にはバッテリー室にアクセスするための「フリップカバー」も付けます。

こんな感じ↓

FUJI_X-Pro2

一番の問題は、グリップです。カメラ本体に既にグリップがあるのですが、カメラケースにもさらにグリップをつけてホールド感を高める事にしました。これを私は『Wグリップ』と呼びます。(今後重要になるキーワードでは全くありません)

もともと理数系ではない私にとって、本体のグリップの形は斜めのラインやカーブが盛りだくさんで、ケース側のグリップが滑らかに繋がるような寸法を決めるのが何とも難しい・・・。芯として使う木材の代わりに、紙を切り貼りしながらサイズ違いで何個も作り、ホールド感を確かめます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
今見ると、なぜ作ったのか謎の特大サイズグリップまで・・・。

 

そして、”アゴ”。実は、以前からちょくちょく出ていたアイデアだったのですが、ボディースーツのレンズ鏡筒真下部分に支えとなる出っ張りを付けたデザインにするというもの。これがあれば、ケースを装着した時にカメラがレンズの重みで前に倒れるのを防げるよ!という思惑です。(拙い説明で想像しにくいと思いますが、実際の画像は後ほど)

 

いつもの様に、無理難題 細かなこだわりを職人さんに伝え、最初の試作をして頂きました。

 

そして出来上がった第1号!
鏡筒下に“アゴ”もチラリ☆

salon
あら、X-Pro2!?

展示用のアクリル板とコードが見えますねー。そうです。そうなんです。
カメラ自体まだ発売前なので、ユリシーズを代表して勇敢な社長自らが、[富士フィルム福岡サービスステーション]に行き、展示中のカメラを少々お借りしました。

富士フィルム様、フィッティングチェックにご協力頂き誠にありがとうございます!

 

という訳で、ボディースーツを実際に付けてみたところ・・・

苦労を重ねたグリップでしたが、このサイズと取付け場所が色々な問題を引き起こし、グリップ側のケースのフィット感が良くない(汗)
これでは、お誂えスーツの意味がありません。

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ウッキウキですね☆悪い意味で。

 

またショックな事には、色々なレンズに付け替えてテストした結果、殆どの場合でカメラが前に倒れてしまい、鏡筒下の”アゴ”が機能していないと発覚!!しかもレンズ下に干渉しちゃってます (‘A`)ヴァー

ago

カッコ良くフィットしてカメラを守ってこそのボディスーツ。
ということで、よりピッタリとカメラに合ったケースにするべく、次の試作で大幅に改良予定です!

社長、早くX-Pro2が欲しいです~

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