旅先でRX1R2のXバッテリーを1日3個使い回すための充電プラン

旅先でRX1R2のXバッテリーを1日3個使い回すための充電プラン

店長エンゾーです。

RX1R2用のボディスーツとグリップは、相変わらず猛スピードで走るカタツムリ並のペースで開発が進んでおりますご安心下さい。

RX1R2のバッテリー消耗スピードが尋常ではない件
ところで、2月にアップしたファーストインプレッションでもお伝えしましたが、RX1R2、恐るべき大食いカメラであることが、既にあちらこちらで囁かれております。初代RX1でもその傾向はありましたが、それどころではないバッテリーの減りっぷり。フォーカスロックを多用するような撮り方をした場合、100枚も撮ったらゲージがみるみる減って行きます。

もともと、ただでさえ電力を食うフルサイズ機で、さらにあれだけ大きなレンズを駆動するのに、Xバッテリーでは小さすぎるのではないかというのは素人目にも明らかなわけですが、RX1R2に愛があるなら、そんなことに頓着していてはいけません。ここはおおらかな気持ちで静かに微笑み、バッテリーを買い足しましょう。2個?いえいえ、3個を使い回すのです。
実際、旅先でRX1R2だけを携えて本気で撮り歩くのであれば、1日3個は必須です。

新型バッテリーチャージャーの使い勝手
バッテリーといえば、実はRX1R2になって変わったことの一つに、「バッテリーチャージャーが同梱されるようになった」という点があります。初代RX1の時は、あんなに高いカメラなのに本体内充電が推奨され、チャージャーは付属していませんでした。それでは不便なので、エンゾーは仕方なく、あとから純正チャージャー「BC-TRX」を購入しました。このチャージャー、Xバッテリー以外にもN/G/D/T/R/Kタイプのバッテリーに対応するマルチタイプであるため便利なんですが、かなり大きいという欠点があります。

今回同梱されるようになったチャージャー「BC-DCX」は、Xバッテリー専用となっており、大きさを比較すると非常にコンパクト。箱からこれが出てきた時には、ソニーやるじゃないか!と思いました。
が、しかし。これには少しカラクリがあって、この本体だけでは充電できません。同梱されているマイクロUSBと、更にその先につけるコンセント変換プラグを付けて、ようやくコンセントから充電できるようになります。

全部並べると、こんな感じ。あまり小さくなりません・・・。むしろ、プラグが折りたたみ式で内蔵されている分、BC-TRXのほうがワンパッケージで済んでいてまとまりがいいとも言えます。

撮影旅行でRX1R2を使うために乗り越えるべき壁
ちょっと話を元に戻しましょう。
RX1R2だけを持って撮影旅行に行ったとして、1日の撮影を3個のバッテリーで凌ぐことは可能だと思いますが、2日目以降をどう乗り切るかを考えた場合に、充電にかかる時間の問題が出てきます。スッカラカンに使いきったXバッテリーを、小型になった専用チャージャーで充電した場合、実際に計測してみると、1時間30分前後かかることが分かりました。けっこう長いですね。

毎日3本のバッテリーを満充電しておくためには、たとえば旅先で日が暮れてホテルに着いて、すぐに充電に取り掛かったとしても、「3本目のバッテリーの充電を開始するまで3時間は寝てはいけない」ということになります。充電のためだけにずっと起きて待っているのはツラいので、ここはなんとかしたいところ。

実は単体で取り寄せ可能な新型チャージャー「BC-DCX」
そこで、この専用チャージャーをもう一つ買い足し「チャージャー2個+カメラ本体で3個同時に充電する」というプランを考えました。用意するものは、3穴のUSBコンセント、0.2mのマイクロUSBケーブル2本。0.2mにしたのは、単純にパッケージを小さくしたかったからです。

あとは、元から同梱されている長いケーブルとカメラ本体でまかないます。ちなみに、USBコンセントとマイクロUSBケーブルはヨドバシカメラで探したのですが、パソコンフロアで散々探し回ってもなかったものが、携帯電話のフロアに行ったら選び放題でした。

そうそう、RX1R2に同梱されている専用チャージャーですが、これはRX1R2のパンフレットやメーカーのHPには記載がありません。つまりパーツ扱いとなっていて、自分で型番(BC-DCX)を家電屋さんに伝えて取り寄せれば、購入は可能です。

すべてをつなぐと、こんな感じ。これで、コンセントの数が限られている旅行先のホテルや旅館でも、スマホやタブレットなどとバッティングせずに「3個同時充電」が可能です。
それにしても、こういったデジタルガジェットをコンパクトに収納する、ちょっと気の利いたポーチとか、ありそうでないですねえ。いえ、よく考えられた便利なものはたくさんあるんですが、欲しいのがない・・・。
作るか(ボソ)。

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