二兎を追う。

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α7用ボディスーツ、そろそろリリースが見えてきました。背面のチルトアップモニターを生かすか殺すかについて、皆さまからお寄せ頂きました様々なご意見をもとに社内で検討した結果・・・、「フルカバータイプ」と「オープンタイプ」を両方とも作ってしまうことにしました!

フロントマスクのデザインは、両タイプとも共通です。極力シンプルなラインにしてあります。海外で「戦車」とか「装甲車」と評される兵器っぽさが、ボディスーツを着せると少し和らぐ感じですね。この画像は厳密に言うとフルカバータイプのもので、スーツの右側に見えているのは充電ポート用の切り欠きになります。

逆サイドから。グリップ周りはかなりタイトに作ってあります。正直、三脚ネジを利用してネジ止めしなくても、少々のことでは抜け落ちないくらいのクリアランスを目指しました。

両タイプで大きく違うのが、背面です。フルタイプは、潔くチルトアップモニターを忘れることにしたので、従来型の「ボディスーツらしいボディスーツ」になっています。ファンクションボタンは、例によって面圧で押す方式となります(まだ試作段階なので、マーキングはされておりません)

一方こちらは、ユリシーズ初となるフルオープンタイプ!充電ポートの部分が開いているのは同じですが、支えが無いためにアルミ板を入れて形状をキープできるようにしています。
一番悩んだのが、モニターの可動域をどう設定するかでした。最初の段階では、底面をまっすぐな形状にしていたので、チルトアップモニターは下方向には開かず、上に跳ね上げるのみという、かなり制限付きの設計になっていました。

そこを、工場の熟練試作師さんが長年培った技術力で乗り切ってくれ、三脚ネジの穴をギリギリで回避しながら底板を切り欠いて細くすることにして、モニターは上下どちらにも問題もなく動くようになりました。

今回、両機ともに共通するのは、「バッテリーの充電は充電器ではなく本体内充電を利用し、画像データの抜き取りもケーブルを通して行うことを推奨する仕様」であるというところです。一日のうちに複数のバッテリーを使ったり、SDカードを他のカメラにも使い回したりする場合は、ボディスーツを取りはずすことになります。

製作は最終段階に差し掛かっており、まず先にオープンタイプからのリリースとなりそうです(2月末~3月初頭を予定しております)。

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