RX1R2用バッグインケース開発記(その3)

RX1R2用バッグインケース開発記(その3)

店長エンゾーです。

先週末は母の日でしたね。皆さん、親孝行できましたでしょうか。
僕はあまり実家に近寄らない罪滅ぼしと思って、今年84歳になる母を、少し背伸びしたレストランに連れて行ったのですが、その席で突然、

「ねえ、やっぱり宇宙人はいたんだよ」

と切り出されました。一瞬なんと返答していいか分からずに固まっていると、

「頭が大きくて手足は細いんだね。ついこないだ、写真が公開されてたよ。えっ、どこで見たのかって?(ちょっとキレ気味に)ちゃんとテレビでやってたし!あんた知らないの?ネットで商売してるんだから、そのくらい知っといたほうがいいと思うよ」

と、84歳にだいぶ上から目線で情弱ぶりを説教されました。すみません。

ところで、先日お伝えしたバッグinレザーケース「Sacco(サッコ)」の反響が思った以上に大きかったので、少々緊張しています。と言うのも、先週お伝えした段階では、

こんな感じで、ストラップを付けない状態で色々なカメラを入れてみるテストをしていて、だいたいめぼしいミラーレスカメラは入ったので安心していたのですが、ここに来て、ストラップ付きのカメラだとどうなのかという点を検証し忘れていたことに思い至り、あわててサイズ感の見直しをしているところです(汗)。

それはそれとして。
このサッコには、表からは見えない仕掛けがあります。

この、まるで完成度の低い物体をお見せするのは少し気がひけるのですが、これが何か分かるでしょうか。

タトゥイーンの住居ではありません。念のため。

実はこれ、袋の中に入れたカメラが自立するための「お立ち台」です。

こんな感じで、階段状の段差が鏡筒を支えるため、グリップを上にした状態で、カメラが垂直に立ちます。なぜこのような形にしたかというと、撮りたい時にすぐグリップを掴んで取り出せるようにしたかったからです。

また、カメラの側面とアイレットとの間に発生する小さな段差も考慮してあったりします。けっこう細かいです。

さらに、鏡筒を支える出っ張りをデッドスペースにしておくのはもったいないので、中をくりぬいて、予備バッテリーを入れておけるようにしました。RX1R2のXバッテリーなら2個、それ以外のバッテリーなら1個、収納可能です。
こんなギミックをうんうん考えている上に、素材として使用する予定のベジタブルタンニンなめしレザーもまだイタリアを出ていないので、なかなか開発スピードが上がりませんが、フォンドボーのようにじっくり煮込んで、おいしく仕上げたいと思っておりますので、今しばらくお待ち下さいませ。

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