超広角域を担うのは交換レンズかコンパクトカメラか、それが問題だ。

店長エンゾーです。

最近、少々悩んでいることがあります。取材やロケに行った際、例えば引きが取れないような狭い室内や、逆に広々とした屋外、大きな建築物などを前にした時に、ワンカットだけ広い範囲を抑えておきたいというようなニーズがよく発生するのですが、実はエンゾー、超広角域をカバーする機材を何も持っていないのです。

一応、かなり年季の入った「17-35mm F2.8-4 EX DG ASPHERICAL HSM」というレンズがあるにはあるのですが、これは銀塩時代のレンズなので、僕が持っている唯一のフルサイズ一眼レフであるEOS 5D MarkIIではロムの仕様が合わずAFが作動しません。どのみち、ちょっとした取材やロケハンにフルサイズを持ち出すことはあまりないので、ここはAPS-Cサイズ用の超広角レンズが1本欲しいところ。

候補としては、EOS Kiss X7に「EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM」あたりをあつらえるのがベストかなと考えていました。フルサイズに換算すると16~29mm。十分すぎるほど広角です。

何しろこのレンズ、新品であることにこだわらなければ、きれいな中古品が3万円を切る価格で手に入ります。おまけに超広角ズームとしてはかなり軽量コンパクトで、コストパフォーマンスは最高です。
そういうわけで、ほとんど頭の中ではこのレンズの購入に傾きかけていたのですが・・・そこに突如として現れたダークホースが、こちら。

ニコンの「DL18-50 f/1.8-2.8」です。何度聞いても覚えられませんね、この名前・・・。今日もネットで検索してコピペしました。
まず、何は置いてもフルサイズ換算で18mmからスタートしているという広角端の広さが、もう普通じゃありません。そのかわり望遠端は50mmと慎ましいスペックですが、ひごろ35mmや50mmの単焦点レンズで一本勝負をしているような向きには、必要十分と言えます。
センサーサイズは1インチですので、暗部ノイズや高感度耐性などはおそらくそれなりだと思われますが、そんなことがどうでもよくなるほど18mmスタートという強烈な個性が光っています。

しかも驚くのが、超広角ならではの強いパースペクティブをまっすぐに補正する「アオリ効果」まで実装している点。もちろん光学的にではなくソフトウェアで補正するわけですが、まるで建築写真のためにあるような機能で、そのためだけにでも欲しいくらいです。

個人的には、交換レンズ2本を1台のボディでとっかえひっかえするより、メインとなる標準域の撮影は一眼レフで撮り、その範囲をはみ出す時にスーパーサブとしてコンパクトカメラが活躍する・・・という運用のほうがやりやすいと感じるタチなので、超広角域はDL18-50 f/1.8-2.8に任せたいという気持ちがかなり大きくなっています。なっているんですが、お値段もかっこいいですね(汗)、程度のいいEF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMを三本買ってもお釣りが来ます。う~ん、悩ましい・・・。

まとめると、「DL18-50 f/1.8-2.8」は、サブカメラとして申し分のない非常に尖った個性を備えた名機だと思います。唯一残念な点はネーミングだけですね(~_~;)

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