サブカメラというもの

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皆さんは、メインで使っているカメラの他に、サブとして使うカメラをお持ちでしょうか。いえ、カメラなんて一台あれば十分だとは思うんですが、例えば一眼レフを持っていたとしても、四六時中持ち歩くわけではないので、ちょっとそこまで散歩するときに、お供としてバッグやポケットに忍ばせるのは、もっと気軽に撮れる小さなカメラだったりします。・・・しますよね。しませんか?

え~。で、一昔前まではコンパクトカメラあたりがこれに該当していたのですが、スマートフォンのカメラの写りがどんどん綺麗になって、かつ、SNSに画像をアップする人が増えて以来、WEB上での画像共有に手間がかかるコンデジは、ずいぶん存在感が薄くなりました。センサーサイズにこだわるカメラフェチとしては寂しい限りですが・・・。

センサーサイズといえば、いわゆる「高級コンデジ」のセンサーは、近年どんどん大型化してきました。当初、このジャンルではリコーのGRシリーズやパナソニックのLXシリーズなどに代表されるように、永らく1/1.7インチが主流でした。が、スマホの高性能化によりコンデジのシェアが急落し始めるのと時を同じくして、各社は差別化のために、1インチや1.5インチ、APS-Cサイズとこぞって大型化に走り、ついにはフルサイズのものまで現れました。

今この瞬間にエンゾーが「メモカメラとして美味しい」と思う機種はどれかというと、実は上記のジャンルでは最もセンサーサイズが小さい部類に入る、オリンパスのXZ-2だったりします。

エンゾーがメモカメラに求める要件は、重視する順に次の通りです。
1. 最短撮影距離が、ワイド端だけでなくズーム全域で短い
2. 28mmから100mm程度までをカバーしている
3. そこそこ明るいレンズ

特に条件「1」を満たすものは非常に少なく、現状ではRX100 IIIもしくはXZ-2(と、そのOEMモデル)くらいしかありません。ことに、XZ-2は望遠端でも20cmまで寄れ、他機種と比べ圧倒的に近接撮影に強いという特徴を持っています。日常でも旅先でも、テーブルフォトを撮る機会が非常に多いエンゾーにとって、ディストーションが発生しにくい望遠端(112mm)で寄ることが出来る能力は、多少のセンサーサイズの差には代えられない魅力があります。ピーカンの屋外で液晶が見えにくい時は外付けEVFも使えますし、チルトアップモニターも備えていて、死角がありません。

そういうわけで目下のところ、個人的「メモカメラNo.1」は、オリンパスのXZ-2なのでした。逆光には決して強くないし、解像度もISO400から目立って落ちはじめますが、それでもなお、なかなかこれに替わる銘機は現れていません。

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