鍵・スマートキー・カードキーをひとまとめにできるULYSSES3つ目のキーケース:前編

それはオフィスの引っ越しから始まった

こんにちは、長澤です。先日、当ブログでULYSSES(ユリシーズ)本店への行き方をお伝えしたところ、早速東京からお店にお客さまが来てくださって、とても嬉しく思いました!ありがとうございます。
さて、その「会社の引っ越し」がきっかけとなり、今、新たな商品開発が進められています。ULYSSESが2018年2月に今の場所に引っ越したとき、ある問題が起こったのです。

店長がきのうまで使っていたキーケースが突然使えなくなった事件

~2018年2月~

去年まで、エンゾー店長はULYSSESの「ヴォラーチェ」というキーケースを使っていました。

◎ヴォラーチェ(大食い) ※販売終了

鍵をいっぱい持っていて、更に車のスマートキーも全部まとめて持ちたい人のためのキーケース。革と真鍮という、革小物らしい素朴な素材の組み合わせがチャームポイントでした。一見そんなにたくさん入っているようには見えないけれど、見た目よりもはるかにたくさん入ります。全部中に入るので、鍵の束をジャラジャラさせずにひとつの塊として持ち歩くことができます

店長は、このヴォラーチェに会社の鍵や家の鍵、スマートキーを付けて使っていて、全部ひとまとめにして持ち歩けるところが気に入っていました。ところが、今のビルに引っ越して、前の職場の鍵がなくなった代わりに「セコムのカードキー」が必要になり、それまで縁のなかったカードキーが毎日必ず使う欠かせないキーとして生活の中に加わることになったのです。しかし、きのうまで当たり前のように使っていたヴォラーチェには、サイズ的にも形状的にもカードキーが入りません。

エンゾー「な、なに…!?ヴォラーチェが使えないだと…!?」

しょうがないので、急場をしのぐためにカードキーを財布に入れることにしましたが、財布にはもともとSUICAを入れていたので電波の干渉問題も発生。更に、家の鍵やスマートキーとカードキーが別の場所になり、とても不便になってしまいました。

ちなみに、ULYSSESには、もうひとつ、モルースコというキーケースもあります。

◎モルースコ(2枚貝)

鍵を取り出すところからしまうところまで、一連の動作を片手で済ませることができるのが特徴ですが、鍵が4本までしか入らず、更に平たい鍵以外入れられないという制限もあります。

これも店長が求めているキーケースとは違うのでした。

エンゾー「全部1つにまとめたい…。こうなったら、普通の鍵・スマートキー・カードキー全てひとまとめにして持ち歩けるキーケースを作ろう!」

こうして、ULYSSES3つ目のキーケースである、スマートキー&カードキーケースを作ることになったのです。

第3のキーケースの特徴(仮)

まだまだ試行錯誤中のカードキーケースなのですが、最初は、鍵6本・スマートキー1個・カードキー1枚・駐車券1枚・自転車の鍵1個が入ることを目標に作り始め、以下の3つの工夫を施しました。

まずは、キーケースにありがちな金具を使ってみた

キーケースによくある伝統的なキー金具は、それほど耐久性が高くないため、ある程度使うと一本、また一本とフックが取れてしまうという欠点があります。新しいキーケースにも一度、その金具を付けてみたのですが、硬いキーと硬いスマートキーが重なってむちゃくちゃ分厚くなり、ジッパーが閉まらなくなりました。どのくらい厚いかというと、サンドイッチくらい厚い。そのため、少しでも厚みを減らすよう、鍵の収納方法をゼロから見直すことになりました。

刀のように鍵を1本ずつ鞘(さや)に挿す方法

次に考えたのが、金具の代わりに鍵を1本1本鞘に収める方法です。鍵を繋ぎ止めるリングがないのでかさばりません。それに、キーケースを開けた瞬間に鍵が一覧できてパッと使えます。

鍵の挿し方も色々試し、互い違いに挿すと効率良く収まりました。また、左右の面でそれぞれ鍵の向きを変え、キーケースを閉じたときに鍵同士が重ならないように工夫しました。左は上から2本と下から1本、右は上から1本と下から2本入ります。

スマートキー、カードキー、自転車の鍵が入るポケット

本をめくるように次のページがあり、そこに駐車券を入れるポケットがあります。カードキーはスマートキーの裏側に入れられます。

また、自転車のキーを始め、ロッカーのキーやマンションのキーなど、キーの頭にゴロンと厚みがあるキーは鞘には挿し込めないので、そういう歪な形の鍵が入るところが欲しいと思い、スマートキーの下にスペースを作ろうと考えました。ストレッチ生地を使い、スマートキーや自転車のキーを柔軟性の高いポケットの中に挟み込むことで、狭いスペースに2つのポケットを作ることが可能になりました。

実は、駐車券を入れるようにしたのは、お客さまからのご意見がきっかけでした。ヴォラーチェを購入した方々からの「惜しい!これにあと駐車券が入れば!」という声があったんです。ヴォラーチェは、たくさん入ってコンパクトなのが特徴の一つなので、駐車券が入るサイズではありませんが、今回カードキーケースをつくることになって、駐車券問題も一緒に解決できました。

と、ここまで順調に思えたのですが、数ヶ月かかって、やっと工場から届いた試作品を前に、思わぬ議論が巻き起こりました。一体何があったのか、このキーケースの問題点や進捗は、後編で…

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