CASIOお客様相談室のサポート力に驚く

店長エンゾーです。

少し前に、サブカメラとしてオリンパスのXZ-2をおすすめする記事を書きました。

その理由として、数ある高級コンデジの中でも、ズーム全域で最も接写に強いという特徴を挙げましたが、実は、そのXZ-2や兄弟機のSTYLUS 1の血を引く、OEM版と思われる他社製品がいくつか存在します。

例えば、リコー(旧ペンタックス)のMX-1。

見た目こそ違いますが、よく見るとレンズのスペック等がそっくりです。使い込むと、トップカバーやボトムカバーの角の塗装が剥げて、真鍮の地肌が見えてくるという凝ったカメラで、一部のマニアに好評でした。
ただ仕様書をよく読むと、ベースとなっているXZ-2が焦点距離にかかわらず20cmまで寄れるのに対し、MX-1の最短撮影距離は通常モードで全域40cm、マクロモード時のTELE端で20cm~50cmとなっており、近接能力に関しては必ずしも同じではないということが分かります。

で、いったん調べ始めると、同じOEM版と思われるカシオのEX-10(ベースはXZ-2)とEX-100(ベースはSTYLUS 1)の最短撮影距離は、それぞれどうなんだろうか?やっぱり本家と違うのか?などと気になってきました。


CASIO EX-10


CASIO EX-100

ちなみに、HPでEX-100の仕様書を読んだところ、次のように表記してありました。

(レンズ先端から)※
オートフォーカス:約10cm~∞(W端)
マクロ:約5cm~50cm(W端から4段ズーム時)
スーパーマクロ:約5cm~約50cm
マニュアルフォーカス:約10cm~∞(W端)
※ 光学ズームにより変化します。

う~ん、いまいちよく分からない・・・。特に、一番知りたいTELE端での最短撮影距離について、記載がありません。おそらく、ズーミングによって細かく最短距離が変わるので、仕様書の限られた枠の中では、こういうふうにしか書けなかったものと思われます。

しかし、ここまで来るとどうしても真相を知りたくなったので、思いきってカシオのお客様相談室にメールで問い合わせてみることにしました。

すると何日か経って、お返事が来ました。
要約すると、EX-10およびEX-100のワーキングディスタンスの変化を、実測で測ってみたとのこと。
えっ、実測で!?

メールに添付してあったデータは、次のようなものです。

左2列がEX-100、右2列がEX-10。まず読み取れるのは、通常モードとマクロモードの間に最短撮影距離の面での違いはなく、ただマクロモードに切り替えた時に、遠景にピントが合わなくなるだけだということ。
さらに、EX-100の場合は本家・STYLUS 1より30cmもTELE端で寄れること(STYLUS 1はTELE端で80cm~)などが分かりました。

それにしても。
何より驚いたのは、この非常に詳細なデータを、わざわざ実測で検証し、送ってくれたことです。これがどれだけ面倒で時間を要する作業かは、容易に想像できます。まさに接客の鏡。
エンゾーが、いっぺんでカシオのファンになってしまったのは言うまでもありません。
 

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