レンズインプレッション・EF50mmF1.8 STM(その1)

店長エンゾーです。
表題の通り、EF50mmF1.8 STMが手元にやってまいりました。

628-000

発売前に予約注文していたにもかかわらず、うっかり受け取りを忘れていて今頃入手しました(汗)。

フードを付けた場合、こんなサイズ感になります。ちゃんとクリックストップする、マットで質感の高いフードです。是非セットでの購入をおすすめします。

実はエンゾー、EF50mmF1.4 USM(いわゆる並単)も所有しています。が。本来であればカメラメーカーのレンズシステムの顔でもあるはずの50mmF1.4を、キヤノンは1993年に発売して以来、なんと22年間もリニューアルしていません。銀塩の頃はまったく気にならなかったのですが、さすがに現在のデジタル一眼レフに装着すると、やや解像感の低い、ゆるふわな描写になります。

リニューアルの噂は何度も流れるものの(それだけ待ち望まれている証でもありますが)、そのたびにいつも肩透かしを食らって少々待ちくたびれたエンゾーは、仕事上の都合でどうしても必要に迫られたので、ついにシグマの「50mm F1.4 DG HSM | Art」を購入し、そのキレッキレの描写に満足したのでした。高性能な50mmレンズを探求する旅は、一応終わったわけです。

しかし、シグマの50mmは「85mmF1.4か?」と思うほど大きく重く、日常的に持ち歩くには色々と覚悟がいるレンズです。もう少し気軽に使える標準レンズがあればいいのに・・・などと思っていたところに、降って湧いたのがEF50mmF1.8のリニューアルでした。

さて、新しくなった「撒き餌レンズ」をさっそく使ってみたわけですが、あまりにも気軽なレンズであるため、つい気分も気軽になって、初歩的なミスをしてしまいました。ファインダーを覗いていて、
「あれ?50mmってこんなに狭かったっけ?」
と思いながら撮ってたんですが、よく考えたらボディがKiss X7でした(-_-;)。つまり下に貼った作例は、フルサイズのイメージサークルのうち、おいしい中央部分のみを切り取ったものになります。こんなんでインプレッションと呼べるかはなはだ疑問ですが、わざわざAPS-Cで撮った作例は意外とありそうでないので、少しでも参考になれば幸いです(汗)


ちなみに、これが実際にEOS 5D Mark2に装着して撮影した画像で、赤枠はKiss X7で撮影した場合の撮影範囲です。ボケ感やトンネル効果の印象の違いが一目瞭然ですね。やはりAPS-Cで使用した場合は、よくも悪くも、特徴が薄くなるようです。

 


EOS Kiss X7 ISO800 F2.8

予備知識として持っていた情報では、中央部以外の解像度が低く、かなり絞らないと画質が改善しないとのことでしたが、80mm相当で使用している限りにおいては、ほんの少し絞るだけで、主題を中央から外しても問題なさそうです。また、後ろボケもなだらかで悪くありません。

 

EOS Kiss X7 ISO800 F1.8

福岡は今、博多祇園山笠の真っ最中。町のあちこちに飾り山(山車のこと)が作られ、祭りの法被を身にまとった男たちが闊歩しています。後ろ姿を開放で撮ると、等倍では絣の白い染め抜きの部分にパープルフリンジが少しだけ浮いていました。と言っても、この程度のサイズではまず分からないレベルです。

 


EOS Kiss X7 ISO200 F1.8

少し離れた窓を撮ってみましたが、やはり開放ではピンが薄いですね。窓の奥側はすでにアウトフォーカスです。

 

EOS Kiss X7 ISO200 F2

窓に向かって正対して撮っていますが、窓枠の樽型の歪みはほとんど分かりません。歪みが目立つのは、おそらくこれよりさらに外側の、フルサイズの領域だと思われます。APS-Cで使う限り、気にしなくていいようです。

 


EOS Kiss X7 ISO200 F2

80mm相当だと、遠景はF2でもあまりボケませんね。夕暮れ時の空なので、本当は周辺の落ち込みを作風に生かしたかった場面なんですが、80mm相当だと、落ち込みの「お」の字も見当たりません。(あと、Kiss X7のファインダー視野率95%が災いして、画面右端に余計なものが写り込んでしまいました・・・)

 


EOS Kiss X7 ISO200 F2.2

ほんの少し絞っただけですが、シャープネスはぐっと上がります。画面端に明るい部分がありますが、この程度ではハレたりゴーストが出たりということもありませんでした。コーティングの進化が目覚ましいですね。

というわけで、次はEOS 5D Mark2に付けてリベンジしたいと思います(汗)。

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