カメラバッグ開発記(その1)

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構想九年、着手から既に一年半が経過している、メッセンジャー型カメラバッグ「チクリッシモ」のプロジェクトが大詰めを迎え、遂に公の場で動き出すことになりました。

資金調達は、生まれたばかりの和製クラウドファンディング「kibidango(きびだんご)」上で行われます。
既にご存じの方も少なくないかとは思いますが、クラウドファンディングとは、平たく言うと

「WEB上で、面白いアイデアを持っている人のプレゼンテーション動画を見て、そのアイデアの実現に力を貸しても良い(製品の場合は、その製品を買いたい、欲しい)と思った人は、投資する(予約注文する)」

というシステムです。海外ではKickstarterindiegogoなどが有名ですが、ユリシーズは、その日本版である、「kibidango(きびだんご)」にプロジェクトをUPすることにした次第です。

なぜ先行している「CAMPFIRE」や「READYFOR?」ではないのかについては、またおいおいお話します。

さて、ここまで聞かれて、アパレル業に就かれている方なら、

「たかだかバッグひとつ作るのに、何でそんなに時間がかかるの?どうして自己資金では賄えないの?」

と不思議に思われるかもしれません。僕も、当初はもっと簡単に考えていました。ストラップや、ボディスーツという高難度のカメラケースが作れるくらいだから、バッグも同様にできるはずだ、と。

しかし、やればやるほど思い知らされたのは、

「常識的な価格で、良い物を作る」

というたったそれだけのことを、今の日本で実現することが、いかに難しいかということでした。

これから少しずつ、そういうお話を公開して行きたいと思います。

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