RX1RII用ボディスーツ、開発中(その3)

店長エンゾーです。

RX1R2用ボディスーツ、着々と進行しております。ついに、ファーストサンプルが上がってまいりました。
今回は、グリップ側の肩にホックで留めるブリッジを設けています。これは、RX1R2を購入した時にはじめから装備されているメーカー純正の三角リングをまたぐことで、ボディスーツのグリップをカメラ本体に固定する役割を担っています。

が!ここに来て、一つ問題が発覚。
RX1R2は、初代と比較してレンズ鏡筒がグリップ側に近寄っているのですが、そのことで、ボディスーツのグリップと鏡筒との間が非常に狭くなっています。今の設計のままでは、手が大きい人の場合、指が鏡筒に干渉してしまう恐れがあることが分かりました。それを回避するために、グリップを薄くする予定です。
(位置を動かせばいいと思われるかもしれませんが、技術的な問題で、それは難しいのです・・・)

背面は、チルトアップ出来るように大きく切り欠いてあります。また、側面の丸い穴はWiFiやNFCによるスマホとの通信を妨げないためのものです。

旧モデルとの違いは、前のめりに倒れないよう、レンズ鏡筒の下に「アゴ」が出ていること。そして、向かって右サイドの革で覆われている部分の面積が、より広くなっています。これはAFモードセレクターの周りをくり抜くことによって実現しているのですが、ご覧の通り、モードの名称が隠れてしまうのが欠点です。が、カメラの保護を優先したいので、このままで行こうと思います。

まだ細かい部分にいくつか問題点があるので、次回でそれらを丁寧に改善していきます。
(つづく)

  • 拍手! (8)

RX1RII用グリップ製作記(その4)

店長エンゾーです。

だいぶ早い時点から着手していたRX1R2用グリップですが、石膏粘土によるモックが完成した時点からパタッと更新がなくなって、「さては立ち消えになったのか?」と思われていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。安心して下さい、動いてますよ。
 
あのモックは、あくまでもフライング気味に初代RX1をベースに作っていたもので、12月末に発売される予定だったRX1R2に間に合わせるように準備していました。が、実際に発売になったのがそれから2ヶ月後だったことは既にご存知の通り。現物がないので、RX1R2との寸法の違いを調整することも出来ず、ずっとスタックしておりました。
が、しかし。ようやく再始動です!

今回は、製作を依頼している製作所を訪ねて、富山県高岡市を訪ねました。
貧乏性なエンゾーは、わずかな旅費を惜しみ飛行機を使わず列車で行ったのですが、山陽新幹線のぞみ → 特急サンダーバード → 北陸新幹線つるぎと乗り継いで、実に6時間30分を要しました。遠い!
 
高岡市は、伝統的な鋳物の町です。あまり知られていませんが、実は日本の仏具のほとんどはこの町で生産されており、鋳造に関しては日本でも有数の技術を誇る地域です。

RX1R2用のグリップは、当初、金属製ベース×2と木製の握りの部分で、あわせて3ピースで構成する予定でした。が、部品点数を減らし、構造を出来るかぎりシンプルすることで、金属ベースを1つのピースで作り、木製グリップとの連結をビス3つで行うことで強度を保つ方法を模索することにしました。
何しろ、量産を前提とした木製グリップで、ここまで複雑な曲面を多用した製品は国産では存在しませんでしたので、クオリティは保ちつつも、価格が高騰する要素は減らしていきたいところです。
 
また、通常はこの手の製品はアルミブロックから削り出して作られることが多いですが、今回は高岡製ということで、アルミ鋳造で行くことを目論んでいます。

なお、ここでちょっとした問題が発生。
試作をRX1ベースで行っていたため、レンズ鏡筒がグリップ側に3mm移動したRX1R2だと、握り込む部分の幅が狭く、手が大きい人の場合、指先が鏡筒に干渉してしまう可能性が出てきました。まったく、作り手に楽をさせてくれないカメラです。
 
とりあえず、次のステップは樹脂によるモックアップ作りへと進む予定です!

【今までのみちのり】

RX1RII用グリップ製作記(その1)

RX1RII用グリップ製作記(その2)

RX1RII用グリップ製作記(その3)

  • 拍手! (2)

写真のバックアップに最適なアイテムとサービス

こんにちは、森です。

本日のニュースで気になるアイテムがありましたのでシェア。

 

iPhoneの中の写真をごっそり抜き出せるUSBメモリーだそうです。

個人的に、こういう分かりやすい商品は好きです。

iPhoneで撮った写真を別のデバイスに移す方法は、いくつかあるのですが、
意外とやったことがない人も多く、
そして結構、パソコン等の知識にあまり自信がない方の場合は、難関だったりします。
(分かる人にとっては、すごい簡単だったりします。)

iCloudでいいじゃん。
フォトストリームでいいじゃん。

そんな声も聞こえてくる2016年ですが、
とはいえ、こういうすごく単純な、

USBメモリーを挿して、
こっちのデータがこっちに移る!

という、ものすごくシンプルなアイテムにも需要はきっとあるはずです。

 

以前、ブログでも取り上げたこのアイテムの逆バージョンですね。

 

 

あと、写真のバックアップという意味では、すごく気になっているのがこれです。

 

なんとRAWデータを無制限で保存できるという、恐るべきストレージサービス!

さすがAmazon!やってくれます。

 

RAWみたいに重たくて、でも一番大事に保管しておきたいものは、
オンラインでもバックアップしておけるとすごく助かります。
グーグルフォトでもいいのですが、サイズ制限があるようでして、
RAWのバックアップという点ではいまひとつかなと思っています。

ところで、Amazonのヘルプページ
対応しているRAWファイルの一覧があるのですが、

Nikon(NEFファイル) : Nikon D1、Nikon D1X、Nikon D4、Nikon Coolpix A、Nikon E5700、Nikon AW1、Nikon D800、Nikon D50、Nikon D610

いまさらD50???

という点が、すごく気になっています。

D800とD610の間に書いてあるので、きっとD750の間違いなんじゃないかと思うのですが、
D90でもD80でもD40でもなく、D50(2005年発売)かぁ~、と感慨深い思いなのであります。

かと思ったら、キヤノンのところに書いてある1D(初代?)は2001年発売ですので、
間違いではないのかもしれません。(^_^;)

 

 

いずれにせよ、このサービスは、Amazon側からすると、

大切な写真を保管するということは、もはや滅多なことでは、
そのバックアップ場所を手放すことはないだろう。

つまり、定期収入(Amazonプライム会員料)が見込めるだろう。

ということなのだと思われます。

ぐぬぬ…。

 

 

  • 拍手! (5)

X-Pro2 ファーストインプレッション(その1)

店長エンゾーです。

ユリシーズに、富士フイルムの『X-Pro2』がやって来ました。

エンゾーにとって先代モデルのX-Pro1は、「AF遅いし迷うし」とか「図体がライカと変わらないくらいデカいのにフルサイズじゃないし」などとムリヤリ難癖をつけることで自分の興味を削ぎ、ずっと見ないフリをしてきたカメラでした。
しかし、エンゾーと縁のあるプロカメラマンたちの間ではX-Eシリーズの評判が非常に良く、「プライベートの写真では、もうこれがあれば充分だから、フルサイズやめました」という人が続出していたこともあり、その上位機種であるX-Pro1は、内心気になって仕方がなかった存在でもあります。
 

 
そんなわけで、否応なく期待値が上がっていたX-Pro2。手にした時の最初の感想は「何だこの軽さは!」です。冒頭の画像のようにパンケーキレンズをつけた時はもちろんのこと、それより何倍も大きいXF23mmF1.4のような、金属鏡筒でガラスもみっちり詰まっている大口径レンズを付けても、やっぱり軽い。
スペックシートによれば、これでも先代X-Pro1と比較して45g重くなっているのですが、大きくていかつい外観の割に495gしかないので、いっそう軽く感じられます。と同時に、フジはレンズも上手に軽量化しているということに(今さら)気づきました。このボディの薄さを、ライカも見習って欲しいです。
 

エンゾーが痛く気に入っているX-M1は、残念ながらだいぶ前にディスコンになっていますが、こうして並べてみると、X-Pro2のサブとしてX-M1はしっくりくるなあと。個人的には、ライカCLに相当する存在です。思い込みですが。


手に取ってみてすぐに分かるX-Pro1との違いは、右手親指を置くスペースが格段に広くなっていること。必要なボタンやダイヤルなどが無数にあるデジタルカメラにとって、親指をどこに添えるかは機種を問わず悩ましい問題ですが、X-Pro1でディスプレイの左側にあった3つのボタンをすべて廃し、ディスプレイを左に寄せたことで、親指の自由度が増して持ちやすさが大きく向上しています。

さらに、頻繁に行う動作である画像の拡大/縮小が、ボタン操作からダイヤル操作に変更されています。この改良は非常に大きいと感じました。(いつも使うペンタックスの一眼レフもダイヤルによる拡大/縮小なので、ボタンを連打しなければならないキヤノンの一眼レフは、どうしても不便に感じてしまいます。)

また、見た目の問題ですが、X-Pro1の背面でひときわ悪目立ちして違和感があったファインダー接眼部のプラパーツが、X-Pro2ではずいぶん小さくなっており、デザイン的に洗練されたと感じる部分です。

さっそく試写もしてみたので、それはまた次回!

  • 拍手! (40)

EOS Kiss X8は来るのか来ないのか。

店長エンゾーです。

あっという間にCP+が終わってしまい、宴の後で放心しております。
今回、各社から大物がこれでもかと出品され、それはそれで大変満足だったのですが、個人的に密かに期待していたものが、(分かっていたけど)出ませんでした。
それは、キヤノンのエントリー一眼レフ、EOS Kiss X7の後継機です。エンゾーはKiss X7を「EVF機を食うOVF機(ミラーレスキラー)」だと思っていて、主にパンケーキレンズを付けてスナップに利用しています。ただ、色乗りや暗部の描写に若干クセがあるので、その辺りが改善されたX8の登場を心待ちにしているのでした。

手元にかなり信頼性の高いデータがあるのですが、それによると、現在日本で販売されているすべてのカメラの中で、圧倒的に売れているのが、他でもないKiss X7です。今年の4月で発売から満3年になろうとしていますが、その勢いは全く衰える気配がありません。もともと良く出来たカメラですし、3年前の技術でこれだけ売れているわけですから、メーカー的にはモデルチェンジの必然性が低いということも出来ます。

「ノルソル」を参照すると、実はキヤノンの一眼レフは、ここ数年でモデルチェンジ周期が明らかに伸びてきています。例えば、エントリーモデルの代名詞でもあるEOS Kissシリーズ(現行機種はX8i)は、2010年から2013年までは毎年モデルチェンジしていましたが、X7iからX8iに代替わりする時になって、その間隔が2年に伸びました。次も2年後であるとすればそれは来年4月のことなので、今年出ないことは分かっていたモデルといえます。
 


より新モデル投入の鈍化傾向が顕著なのはEOS二桁シリーズで、2006年発売の30Dから2008年の50Dまではほぼ1年周期だったものが、50D → 60Dで2年に広がり、60D → 70Dでは3年、今年4月に発売予定の80Dも2年8ヶ月と、ずいぶん開発スパンが長くなりました。

これは、隙間を埋める機種(EOS 8000DやEOS 6Dなど)を新たに追加したこと、デジタルカメラの性能が頭打ちになってきたこと、ミラーレス一眼や大口径コンパクトにもリソースを割かなければならなくなったことなど、複合的な要因が絡んでいるものと思われますが、やはり一番の原因は、1眼レフの販売台数が減少傾向にあることではないかと思われます。

一方、これまでキヤノンはミラーレスカメラの開発に消極的なように見えましたが、その実、EOS Mシリーズはきっちりと400日前後の周期を守って3代目まで遅滞なく送り出しており、このペースは4代目も守られるであろうと思われます。


ここで役割がEOS MとバッティングするのがKiss X7です。もともとKiss X7は、それまでのエントリークラスだったX◯iシリーズのさらに下に、突如として現れた「謎の立ち位置」のカメラでした。X7iと同時に登場したので、続くX8iの発売時に更新されるのかと思いきや何も起こらず、そのまま今に至っています。代わりにその間、EOS Mシリーズが3代目まで進化しました。これはひょっとして、X7後継機種はなかったことにされ、X7のみが鬼っ子としてデジタルEOS史に名を留めることになるのではないか・・・。そんな嫌な予感すら漂ってきます。

いまやミラーレスが勢力を大きく伸ばし、OVF機は少しずつ存在感が薄くなりつつありますが、究極のお散歩一眼レフであるEOS Kiss X7の割りきったコンセプトはいささかも色褪せていないので、ぜひ後継機種(Kiss X8)の登場を期待したいところです。・・・キヤノンさん、是非。

  • 拍手! (23)

南米の旅

こんにちは、森です。

先週末まで長期休暇をもらって、海外旅行に出かけておりまして、
無事に帰国し、仕事に復帰したのが昨日の話で、絶賛 時差ボケ中です。

海外行ってきたのですから、当然アレコレ写真は撮ったのですが、
帰ってきてからまだSDカードに一度もアクセスしていない状態でして、
早々にバックアップだけでも取らなければ!と焦る一方、
早々に家に帰って、日本のお風呂に浸かりたいと思っている本日の仕事終わりです。

やっぱり日本は最高です。

そんな私が行ってきたのは、日本から遥か遠方にある南米ボリビアです。
日本からですと、大体飛行機で30時間。
乗り換えのタイミング次第では50時間、60時間程度かかる場合もあります。

たぶんあまり聞きなれない名前かと思いますが、南米の中でもかなり田舎の方の国でして、
有名どころですと世界遺産マチュピチュのあるペルー…の隣の国になります。

 

取り急ぎどなたかのFlicker画像ですが…、首都ラパスはこんな場所です。

La Paz

首都はかなりの過密人口で、車道は常時渋滞、排気ガスも結構ひどいですが、
人は温厚で、わりと治安は(南米にしては)悪くないと思います。個人の感想です。

あと、ボリビアのご婦人たちの中には、伝統的な衣装をまとっている人も少なくありません。

The Streets of La Paz - Protest

昔の日本に、着物を着た女性が多くいたような感じかと思われます。
いや、もう少しカジュアルな服のような気はしますが。

 

街全体は、このような風景です。

La Paz

連なる山々の間、すり鉢状の地形に無数に建てられた住居がひしめいています。
高台から見下ろした時の街の夜景がきれいで、おすすめです。

 

ちなみに、雲がこんなに近いのは、実は標高が高いからで、
ここラパスの標高は、3,600mを超えます。
つまり富士山よりも高い位置に大きな街があるような状態でして、
軽い気持ちで訪れますと、高山病になってしまいますので注意が必要です。

なお、ラパスのエルアルト国際空港は、世界一標高が高い場所にある空港としても知られています。

 

ここからさらに電車やバスで12時間かけて移動しますと、
日本でもすっかり有名になったウユニに到着します。

Salar de Uyuni - Bolivia

 

それはまた次回…!

  • 拍手! (9)

そして【ボディスーツSONY RX1RⅡ】製作も進行中。

久しぶりの青空にスッキリした気分のデザイン企画の佐藤です。

CP+開催中ですね。今頃は、社長も目をキラキラさせてあちらこちらとブースを飛び回っているはず。この時の為に、10Fまで階段を登って7FのULYSSESに出社する努力をしているのでしょうね、きっと。

 

先日から社内では『FUJIFILM X-Pro2』のボディースーツ試作を始めたばかりですが、別カメラのケース試作もほぼ同時進行で進んでいますよ!

待ちに待った『SONY RX1RⅡ』です。

こちらも、早くからお客様より製作予定についての質問が来ておりました。ご愛顧頂きありがとうございます。

それにしても無事にカメラが発売されてよかったですね。
開発の関係者の方々はこの日まで大変だったでしょう。お疲れ様でした。

さて、カメラケースですが、ULYSSESでは以前のモデル用に【RX1ボディースーツ】を販売しています。
もはやロングセラー商品となりました♪

正直言うと、11月の時点で、一瞬「以前のモデル『RX1』と外観的に変わらないじゃな~い♪同じケースで行ける?」と思わず浮足立ちましたが、やはり違いました。
実機が手元に来る前から公開されている画像を穴が開くほど見比べ、随分前から薄々(濃い濃い?)分かってはいました。

えぇ、そうですよね~。レンズの位置が違いますよね。あ、底面にある三脚穴の位置も少し変わっていますよね。

ハイ、新しく一から作りましょう!

と決定だけは早々にしていました。そして、職人さんも早々に1stサンプルを上げてくれていました。(もちろんRX1RⅡ本体は無いままですが)

 

やっとカメラを手にして初めての試作になった今回。大幅に改良を加えて紙モックからの製作となったので、試作には1stサンプル並の手間が掛かりそうです。

お見せできるのはまだ紙モックのみですが、小さなカメラのホールド感をUPし、RX1RⅡの優れた機能と能力を最大限に引き出すカメラケースにしたいと、頑張っております。

お顔
RX1R2.f

背中
RX1R2.b

正面から見たデザインの一番の特徴は、カメラの左肩を後ろから前に渡るホック留めでしょうか。背面のサポートが少ないケースなので、カメラとケースの固定を助けて強度を上げる目的で、このホック留めを久しぶりに採用予定です。このブリッジ式、LEICA M (M-P)のボディスーツにも取り入れています。できるだけカメラ本体に寄り添った角度のブリッジになるように、職人さんに調整をして貰いながら試作をしていきます。紙と革とでは厚さや質が大きく違い、紙モックで出来た事が革では簡単に再現出来ない事も多いので、理想の形を目指してこれから修正を重ねます。

また、この新モデルで液晶モニターがチルト式になったので、その機能を維持するために、背面は大胆にガバっと開いたOPENタイプのケースです。そして、大飯喰らいという評判のRX1RⅡ君には欠かせない、バッテリー交換用のフラップも装備しています。

因みに、背面下の方にポコっと空いた穴、お気付きになりましたか?
実は、デザイン画の時点では無かった物なのです。
紙モックが出来上がり、社長がカメラに付けて液晶モニターを動かしていた時、カーブになったその部分に液晶モニターの底辺があたってしまう事が判明しました。

よ!社長、流石!

うっかり見逃すところでした。ε-(´∇` )ホッ

一刻も早く、お客様の大切なカメラを守るため、フルスピードで製作しています!進捗は再度ブログでお伝えしますのでお待ち下さいね。

  • 拍手! (12)

CP+ 2016が盛りだくさんすぎる件

店長エンゾーです。

明日からいよいよ、年に一度のカメラの祭典・CP+がパシフィコ横浜で開催されます。もちろん、エンゾーも参加予定です(出展という意味じゃありません、視察のみです)。ここ6年ほど皆勤賞なのですが、ぶっちゃけ、今年ほど気分が盛り上がっているのも珍しいでしょう。なにしろ、メーカー各社から機を同じくして意欲作が目白押しで、もう目移りして仕方がありません。

既にボディスーツの開発に着手しているソニーRX1R2と富士フイルムX-Pro2はとりあえず横に置いておくとして(これだけでも凄いビッグニュースですが)、その他のメーカーからも、必ず実機に触れておきたいものが大量にリリースされます。

その中でも、エンゾーが個人的に気になっているものをピックアップしてみました。
 
 
【1.SIGMA sd Quattro】

トップバッターは、シグマ初のミラーレス一眼、SDクアトロ。昨日は物凄い勢いでリツイートされ、「変態カメラきた!(最上級の褒め言葉)」と讃えられていました(笑)。ファンが錯乱するのも分かるくらい、想像の斜め上を行くカメラだと思います。
個人的に唯一残念なのは、ミラーレスでありながら、まるでPENTAXのK-01のようにフランジバックが長いこと。自社のSDマウントに特化した構造なので致し方ない部分はありますが、将来出るかもしれないミラーレス専用レンズとの相性を見越してフランジバックを短くし、SDマウントとは電子接点付きのマウントアダプターで互換性を保つような構造になっていれば、いろいろな意味でいま以上に夢が広がったと思います。
(でも、APS-Hサイズモデルはかなり魅力的だし、遠くない未来のフルサイズ版を予見させますね)
 
 
【2.OLYMPUS PEN-F】

オリンパスからは、PENシリーズにファン待望のEVF内蔵型モデルがデビュー。クラシカル&メカニカルなデザインが人気を呼び、既に発売日に事前予約のすべてを賄うことが出来ない見通しというアナウンスが流れるほどの事態となっています。ボディスーツを作るかどうかは、CP+で見定めて来たいと思っています。・・・でも触れるでしょうかね(^_^;)
 
 
【3.Nikon DL18-50 f/1.8-2.8】

あまりにも大物の発表が相次いだため、完全にその陰に隠れてしまっている感が否めませんが、ニコンからも1インチセンサー搭載の意欲的なコンパクト「DLシリーズ」がまとめて三機種登場します。その中でも、広角端が換算18mmスタートという「DL18-50 f/1.8-2.8(名前がそのまんますぎる)」は、かなり注目度が高いです。
銀塩時代も含め、ズームコンパクトとして過去になかった超広角である18mmをカバーしているだけでなく、この機種のみ、広角レンズにありがちなパースによる歪みを、水平・垂直方向に20ステップで調整できる「アオリ効果」機能を搭載しているところが、個人的にツボです。建築写真が好きな人には、マストな一台じゃないでしょうか。正直、かなり欲しいです。
 
 
【4.PENTAX K-1】

そして大本命は、やっぱりこれしかないでしょう。ついにフルサイズ一眼レフ・K-1の実機に触れる日が来ました。二十年来のペンタックスユーザーとして、この日をどんなに待ち望んだことか。しかしこのブースも、熱いペンタックスファンが長蛇の列をなしていることは想像に難くないので、下手をすれば1時間待ちかもしれませんね・・・

そういうわけで、どのブースも一筋縄では近づけそうにないので、二日間に分けて回ろうと思っています。チクリッシモを背負った白髪交じりの髭面の男がいたら、それはエンゾーかもしれませんので、お気軽にお声がけ下さい。ではみなさん、会場でお会いしましょう。

  • 拍手! (8)

RX1RII ファーストインプレッション

店長エンゾーです。

スタッフの森くんが、中南米に旅立ってはや一週間。ユリシーズの貴重な男成分が半減し、残されたエンゾーの肩身の狭さは、そろそろ限界に達しようとしています。(でもあと一週間帰ってきませんが)

そんな中、延期に次ぐ延期で発売が遅れていたRX1R2が、ようやくユリシーズにやって来ました。

見た目は初代RX1とほとんど変わりません。変わったのは主に価格。この3年間ですっかり手に馴染んだ形なので、新型というより、勝手知ったる相棒のような感覚です。このRX1RIIを持って、とりあえずシャッターを切ってみました。

撮影時のモードは、AWB&ISO自動設定。普通どのカメラでも、ISOをお任せにすると、少しでも被写体が暗くなろうものならガンガン感度を上げてくるので、それを嫌ってエンゾーはできるだけ低感度固定で撮ることにしています。が、今回は新しく刷新されたセンサーと画像処理エンジンの素性を知りたかったので、あえて感度が上がるに任せてみました。

(以下、作例をクリックすると拡大表示されます)


(SONY RX1R2 ISO320 1/100 F2)
すべての作例の感度とシャッタースピードと絞り値を調べてみて分かったのですが、ISOをAUTOにした場合、どうやらシャッタースピードが1/100secになるように感度を調整するようです。言ってみれば、絞り/シャッタースピード両優先のようなものでしょうか。


(SONY RX1R2 ISO6400 1/100 F2)
ISO6400まで感度が上がった作例。さすがに若干ノイジーになりますが、嫌な感じではなく、むしろフィルムを知っている世代には懐かしい「高感度フィルムの粒状感」に近い感じで、個人的には好ましく感じます。


(SONY RX1R2 ISO400 1/100 F2)
外と内で輝度差が大きいカットですが、そつなく撮れています。ダイナミックレンジはなかなか広そうです。


(SONY RX1R2 ISO2500 1/100 F2)
蛇口の中央にピントが来ていて、先端はアウトフォーカスになってしまいました。やはりこの近距離で解放だと、かなりピントが薄いですね。出来る限り開放で撮った場合の情報を収集するという意図はあったものの、ちょっとやり過ぎました。


(SONY RX1R2 ISO4000 1/100 F2)

少し被写体が離れると、開放でも屋外のボケはそこまで極端にはなりません。


(SONY RX1R2 ISO1000 1/100 F2)
質感描写に優れていると感じさせる一枚。等倍で見ると、錠前のヘアライン加工の一本一本まで怖いくらい写っていました。


(SONY RX1R2 ISO1000 1/100 F4)
今回の撮影でやや苦戦したのが、歪みが目立たないように撮ること。実はRX1の頃からその傾向はありましたが、レンズエレメントがそっくりそのまま持ち越されたRX1R2も、やはり樽型の歪みが、撮り方と被写体によってはけっこう目立ちます。このカット以降、歪曲補正をONにしました。


(SONY RX1R2 ISO100 1/100 F2)

わずかに明るさが残った空の青と、ランタンの赤や黄色が、不自然な色の偏りもなく鮮やかに写しだされています。記憶色に近い印象です。


(SONY RX1R2 ISO320 1/100 F2)
やはり、RX1R2は完全に開放から実用になります。画面隅まで破綻がありません。


(SONY RX1R2 ISO200 1/100 F2.8)
AFはRX1世代より確実に速くなったのですが、暗いところでの合焦精度に、若干の弱さが見られました。あと、注意したいのは、恐ろしいほどバッテリーを食うというところ。この日撮った枚数は300カットほどだったのですが、バッテリーは二本目に突入しました。


(SONY RX1R2 ISO400 1/100 F2)
おまけカットその1。中央部分のペンキのひび割れを等倍で切り出したのが下の画像。普通に考えれば十分な描写ですが、手持ちでの撮影であるため、三脚に据えた場合もうワンランク解像感が高くなりそうな気がします。


(SONY RX1R2 ISO800 1/100 F4)

おまけカットその2。屋外へと通じるドアを室内から撮ったものですが、その鍵穴から見えている外の風景を、等倍で切り出したのが下の画像。

ピンホールカメラみたいですね!

  • 拍手! (11)

ユリシーズ 定規コレクション

私の周りでは、急にインフルエンザが猛威を振るい始めました。
とは言っても、ウイルスはまだULYSSES社内では活動していないようなので、スタッフ皆で日々の笑えるネタを共有しながら大笑いしつつ、免疫UPに努めています。暖かくして加湿も心がけるデザイン企画の佐藤です。

 

今日は、私のお気に入りになった文房具についてです。
タイトルどおり、『定規』がテーマです。「定規にヒントを得たユリシーズ新製品」という事でもなく、本当に『定規』レビューですので、退屈かもしれませんが・・・。

 

私は、仕事柄色々な文房具に囲まれる毎日を過ごしています。そして、商品の企画中に紙を切ったり図ったり線を引いたりと(ペン以外で)一番出番の多いのは定規です。
その定規を、最近新しくしました。

新しいというだけで気分も変わる訳ですが、実際に使用して見たところ、思わず他の人に薦めたくなる程

「うわ、これ使いやすい!良く考えられた物だなぁ。」

と感心したので、まず社長にお薦めしました^^
(実はこの定規、他のスタッフからお薦めしてもらったもので、スタッフ間では極細先端のピンセットに続くヒットとなっています)

これです↓

新定規 (2)

見た目は普通なんですけどね。
よく売れている定規のようなのでご存知の方も多いでしょうが、これを使い出してから私の作業ストレスはかなり減りましたよ。

 

気に入った点は4点。

1、丁度良い具合のすべり止め加工がされていて、カッティング時に不意に滑ることがない。
2、カッティング面に細いステンレス線が入っているので、刃で定規を削ることがない。
3、半透明なので下に置いたもののを透かして見ることができる。
4、定規の端から1mm単位でわかる方眼がついている。

 

「カット時にすべらない」のが一番の売りの商品で、商品名もそのままな感じなのですが、全く滑らない訳ではないところが憎い♡

一度紙の上に定規を乗せて位置を決める時まではある程度滑り、さあ切るぞ!と上から圧をかけて定規をホールドする時にピタッと止まって滑らない感じなのです。いつもならば、カッターの刃を定規にきちんと沿うように慎重にカット。でも力を込めて押さえつけていたはずの定規が、何かの弾みでズルっとズレてカット線がよれよれ~、という事もしばしばでしたが、この新しい定規くんはピタッ!!!

そして、ステンレス線も流石だな~と思います。極細で丸みのある線がカッティング側の辺に埋め込んであるので、カットの時に金属同士が擦れる嫌な感じやガタつきもなく、カッターの刃からプラスチックを保護しています。

ステンレス線

今までは、どうしてもプラスチック製の定規本体を刃で切ってしまう事がありましたが、それが当たり前だからと鉄製の物も別に併用したりしていました。金属製は3つも持っています。

こんなのもあります。山型の定規は手を切らない為の形。確かイギリス製です。
safetyruler

小さいサイズのものは、ササッと小物や細かな所を図っています。これも結構便利です。
ミニモ付き

でも、それだと下が透けない。で、この新しい定規は周囲が透明・中心部分が半透明なんです♪
紙に描いた線が見えるって、バッグ等のパターンを作る際にとっても大事です。実寸に縫い代を0.6mmとか1cmぐるりと付ける時、この定規を使えばラクラク。4番目のお気に入りに挙げた、方眼のドットが大活躍しています。製図にはPC作業が増えていますが、修正を入れたり簡単な物なら紙・定規・鉛筆・消しゴムで紙モックを製作しながら進めることも多いんです。

よく考えてみると、以前の定規を普段使っていて不満を強く感じていた訳ではないのですが、新しい定規に変えてその良さを知ると、「私は、知らず知らずのうちに軽く我慢しながら定規を使っていたんだ」という事に気付きました。そして、その「気にはならなかった小さな我慢」に目を向けて、一つ一つのストレスが軽減するような使い勝手の良い製品を作って行くという事が、大きな満足にも繋がるな!ユリシーズの製品も同じような気持ちで企画すれば、お客さまに満足して頂ける商品にきっとなるんだわ!!!と思った次第です。

さあ、X-Pro2、RX1RⅡボディースーツに大きめソフトケース。新企画が目白押しなので、この定規でササッと試作しますよ♪

因みに、社長は定規の短い方の一番端から目盛りがついているものがお気に入りということです。
社長定規

  • 拍手! (9)