アルコール消毒できる!仮置きマスクケース開発記

アルコール消毒できる!仮置きマスクケース開発記

こんにちは、長澤です。

猛暑の中マスクをつけたままの生活が続いてしんどいですが、マスク生活をいかに快適にしていくかが課題ですよね・・・。

前回のブログでお知らせしたように、ULYSSESでは、食事中などマスクを一時的に外すときに入れる「仮置きマスクケース」を販売することになりました。

そこで、今回は開発担当の佐藤さんに開発秘話を聞きました!

長澤:このマスクケース1番のこだわりポイントは?

佐藤:マスクケースの内側をアルコール消毒できるところです。

最終的にこの生地!と決定するまで、色々な生地を試してみました。

長澤:どんな生地を選んだんですか?

佐藤:まずは 「リップストップナイロン」という生地をネットで取り寄せました。軽くて丈夫、しかも撥水性も!という条件の揃った生地だったのでケースを試作してみました。

長澤:おお!良さそうですね。

佐藤:この生地で行けるはず!とケースの内側なる部分にアルコールを吹きかけたのですが、ダメでした。

生地がアルコールを吸い込んでびしょびしょになってしまったんです。水は弾いても、アルコールは染み込んでしまう。乾くのを待てば使えますが、あまり気持ちの良いものではありませんでした。

佐藤:そこからまた振り出しに戻り、生地問屋さんに希望する生地の特徴を電話や画像で伝えて見繕ってもらったり、手元にあった生地のサンプル帳も見て取り寄せたり。計7種類の生地を探し出しました。

そして、アルコールのダメージを受けにくく、染み込みの少ない生地を選ぶため、アルコールテストを行いました。

長澤:どんなテストなんですか?

佐藤:アルコールを染み込ませた綿を生地の上に置いて10分放置するテストと生地を擦るテストです。
7つの内の1つは生地自体がごわごわと硬くて縫いにくいと思い、実際にアルコールテストを行ったのは6種類になります。

長澤:なるほど。結果はどうだったんでしょうか?

佐藤:生地の中には、アルコールが触れた部分が白く変色したり、乾くとクルクルと丸くなるものが出ました。

それらを除いた中から、最もアルコールが染み込まず、ハリと厚みがある、「軽量抗菌ターポリン」を最終的に選びました。写真のオレンジ色の生地です。この生地は抗菌生地なので、新型コロナに限らず、衛生的に使えると判断したのも理由の一つです。

こうして、アルコール消毒ができるマスクケースが誕生しました!でも、拭くだけじゃなくて、洗いたいという方もいらっしゃいますよね?ULYSSESスタッフの中にも洗いたい派がいます・・・。

実は、手洗いしてみたんです!結果は!!!

う~ん・・・。おすすめ!はしません。

やはり洗う前と同じ状態をキープするのは難しいようです。

革はナチュラルな色を選んだので、今回洗ったことでの革の部分の変化や色落ちは、あまり気になることはなかったのですが、思いもよらぬ変化が…。金具(ボタン)の穴周辺が変色してしまったのです。

使う洗剤や水に濡らした時間、乾燥の状況などでも違った変化が考えられるので、洗うリスクはあると言えます。

因みに、スタッフの何人かはそれでも洗う!と強気でした^^;

仮置きマスクケースは今週中に発売予定です!TwitterやInstagramでも発売をお知らせする予定ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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