シグマ30mmF1.4 DC HSM Art インプレッション

店長エンゾーです。

エンゾーが仕事の物撮りで使っているカメラは、もうずっとPENTAXのK-5ですが、常日頃持ち歩いている一眼レフといえば、K-5ではなくEOS Kiss X7です。どちらもセンサーはAPS-Cサイズですが、同じカテゴリーとは思えないほど大き・重さが違うので、機動力はどうしてもKiSS X7に軍配が上がってしまいます。

その「主席お散歩カメラ」であるEPS Kiss X7に、どんなレンズを付けておくか。純正のパンケーキレンズであるEF40mmF2.8 STMやEF-S24mmF2.8 STMは軽くて薄いので相性は良いのですが、いかんせん、単焦点レンズにしては開放F値が暗いので、一本勝負をするには少々物足りなさがあります。
 

そこで、最近ではシグマの30mmF1.4 DC HSM Artをつけっぱなしにしています。フードまで装着すると、小柄なEOS Kiss X7がけっこうなサイズになってしまいますが、それでもF1.4の大口径レンズであることを考えれば、まずまずコンパクトにまとまっている方です。


 
フルサイズ換算で48mmになるこのレンズ、フルサイズのカメラに50mmを付けた感覚で使えるので、つぶしが利いて悪くありません。本当は、ひとつ前のモデルであるSIGMA 30mmF1.4 EX DC HSMの頃から目をつけていたのですが、ややクセのある描写でピント精度も個体差が大きく、開放での解像度も今ひとつだったので、新型に変わるまでじっと我慢していました。

そういうわけで、今さら感はありますが、シグマがわざわざAPS-Cサイズのカメラのためだけに作った標準レンズが、はたしてどんな描写をするのか、撮り歩いてみました。
 
(以下、画像をクリックすると拡大表示します。)


(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO400 1/800 F1.4)
  
 
        
        (EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO400 1/400 F1.4)
 
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO400 1/50 F2)
  
  
        
        (EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO400 1/160 F1.4)
 
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/800 F1.4)
  
  
        
        (EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO200 1/400 F2)
 
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/4000 F1.8)
  
  
        
        (EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/25 F1.4)
 
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/10 F1.4)
 
 
いかがでしたでしょうか。
最近のシグマのArtラインらしく、ピントが合った部分はキレッキレです。もはや、そういう意味では驚かなくなりました。逆光耐性も上々で、厳しい条件でも不安なく使える一本です。
一点だけ気になった部分があるとすれば、明るい背景越しに樹の枝などを撮った時に、紫や緑の派手なフリンジが出ること。これはけっこう目立ちます。絞ればある程度は改善されますが、完全ではありませんので、そういうシチュエーションでは用心が必要です。
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/800 F1.4)
 
実は今回、手ブレとピンぼけのカットを量産してしまいました。夜店のカットも、実はブレてます(汗)。
手ブレの原因は、ノイズを必要以上に嫌がってISOを上げなかったから。そしてピンぼけは、暗くなってからEOS Kiss X7のAFが急激に役に立たなくなったからです。
正確に言うと、合焦マークは出るんですが、そのままシャッターをきると、実際にはピントが合っていないというパターン。こういうところで、エントリー機だなあと感じます。もともとこのカメラのスクリーンでピントの山を見ようなどとは思っていませんが、それだけに、夜間にAFがいまいち正確ではなくなるのはちょっとつらいところです。
 

(EOS Kiss X7 SIGMA 30mmF1.4 DC HSM Art ISO100 1/80 F1.8)
(どこにもピントが来ていない例。建物の明かりにピントを合わせたつもり。パソコンで開いた時のがっかり感と言ったら・・・(涙))
 
なお手ブレ対策としては、今なら、手ブレ補正が利くタムロンの「SP 35mm F1.8 Di VC USD」に手を出すという選択肢もあります。このレンズをKiss X7で使う場合、フルサイズ換算だと56mmになってしまうので、この画角を窮屈と感じるかどうかがポイントになりそうですが。とは言え、これもいつか試してみたい一本です。
 

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