こんにちは、長澤です。先日クラウドファンディングのプロジェクトが始まったキーケースに続き、また新製品のお知らせです!本日より、バックルレスベルト「リーショ」の販売を開始しました。なぜULYSSESがベルトを…?「リーショ」開発に至った経緯をご紹介します。
ベルトを作ろう
その計画は、コロナの第一波が世界中で猛威を奮っていた春の終わり頃に始まりました。
ユリシーズのカメラストラップは、大阪の、とある小さな町工場で一本一本手作りされています。
男性用のベルトをメインに製造している工場です。
ただ細長いということぐらいしか共通点がないカメラストラップの製作を、「おもろいですね、出来まっせ」と快く引き受けてくださったのが2012年。
以来、少しづつラインナップも増え、気がつけば、お付き合いは9年目に入っていました。
持ち前の職人気質を発揮して、丁寧に仕上げられるストラップのクオリティは、私たちが語るより、お使いの皆様がご存知のとおりです。
そんな、いつも陽気な町工場の社長から、元気のない声で電話がかかって来ました。
コロナ、あきまへんわ
外出自粛によってアパレル産業が大きなダメージを被り、中小の工場が次々に閉鎖に追い込まれる中、大阪のベルト工場もまた、等しく受注難に陥っていました。
今までお世話になってきた工場が、かつてない危機に瀕している。恩返しがしたい。貴重な技術を持った国内の手工業を、少しでも元気づけたい。
様々な考えが頭をよぎり、やがて出てきたのが、冒頭の言葉でした。
そうだ、いちばん得意な、ベルトを作ってもらおう。
作るからには、他でもない自分たちが本当に欲しい物がいい。いつものように、ユリシーズらしさを詰め込んだ「ありそうでなかった」ものにしたい。
そこで、やりたいことを3つに絞りました。
1.着脱がとても簡単であること。
2.ベルトを締めても、お腹周りが膨らんで見えないこと。
3.上質でありつつ、着る服を選ばないこと。
このコンセプトのもと、何度も試作を重ねた末、大阪から「控え目だけどスグレモノ」なベルトが届きました。
フラットでシンプルなベルト「リーショ」をお届けします。
(Liscio…イタリア語で「ひらべったい」)
▼ギボシ金具で簡単に着脱できるバックルレスベルト「リーショ」
https://ulysses.jp/?pid=155315357