こんにちは、長澤です。富士フイルムのレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM X100V」シルバーカラーの発売が2月27日に決まり、エンゾー店長が富士フィルムフォトサロン福岡で、早速「X100V」をチェックして来たので、詳細を聞いてみました!
ULYSSESの従来型ボディスーツを着せてみた
ULYSSESで販売しているX100F用のボディスーツを試しに着せてみたところ、ご覧の通り途中で止まってしまいました。
以前とカメラの奥行きや幅等のボディサイズはほとんど変わっていないですが、角のアールがきつくなったために、ほんのわずかだけ外側に伸びた角に引っかかって入らなくなってしまったんです。
その他、これまでのX100シリーズとどう変わったのかエンゾー店長目線で気がついたことを教えてもらいました。
エンゾー店長によるX100V評価
1.初のアルミニウム製トップカバー
X100F マグネシウム製
X100V アルミニウム製
これまでのX100シリーズ(X100、X100S、X100T、X100F)は、すべてマグネシウムの上にシルバーもしくは黒の塗装で仕上げられていましたが、今回初めてトップカバーとボトムカバーがアルミニウム製になりました。素材が変わったことにより表面の塗装の仕方もアルマイト仕上げに変わり、アルミの素材感そのままを活かされています。
素材が変わると見た目の金属光沢が違います。マグネシウムでは塗装された表面がキラキラしていましたが、新しいものはキメが細かくマットでシルキーな印象です。
2.指に沿うダイヤル
ダイヤルがほんのちょっと内側に寝せてあり、操作するときに指当たりが良く、扱いやすくなっています。これがまっすぐだと、指が痛くなってしまうことがあります。こんな細部にまでコストをかけているところが、非常にマニアックなカメラだと言えます。
3.抑えられたファインダーの存在感
ファインダーの出っ張りがあまりなく、おそらく歴代のXシリーズのファインダーの中で一番目立たないと思います。フジのカメラは、ファインダーが目立つことが多かったですが、今回、かなり存在感が抑えられています。
4.引き上げたまま止まるダイヤル
これまでは、ISO感度を変える際、ダイヤルを上に引っ張り上げながら回さなければいけませんでしたが、X100Vは、手を離しても外側のリングが上がったままになるため、かなり回しやすくなっています。
5.ボディに馴染んだモニター
今回、初めてチルトアップモニターが採用されましたが、通常横から見るとボディより出っ張っていることの多いモニターがX100Vは真っ平らです。ボディとの境目が分からないような、フラットなデザインになっています。
まとめ
以上から分かるように、X100Vは全体的に極力フラットになり、シンプルに操作できる、今の時代にふさわしいカメラだと言えます。エンゾー店長曰く、非常に“買い”のカメラなのだそう。(いつもそう言ってる気がしますが…)
X100V用ボディスーツは作るの?
長澤「見た目も美しく、握りやすくするために小さな工夫がたくさんありますね。ところで、X100V用のボディスーツは作るんでしょうか?」
エンゾー「前向きに検討したいと思います!今回のX100Vは、どの角度から見てもシンプルかつフラットなので、そのまま裸で使いたい気もするんだけど、アルマイト加工はデリケートなので、将来のリセールバリューを考えると、ケースを付けておいたほうが安全だとも思う。それに、今まででもっとも洗練されたボディなので、クラシカルさとモダンさを併せ持つようなケースがあったらいいなぁ」。
というわけで、X100Vのボディスーツは現時点では、作る方向で考えています。決まり次第またお知らせいたします!