【開発者インタビュー】キャッシュレス時代に蘇る懐かしいのに新しいLジップ財布「コモド・ピアッツァ」

昔ながらのLジップ財布のフォルムや質感でありながら、独特の構造によりカード・紙幣・コイン・鍵を整理して収納できる「コモド・ピアッツァ」。これ一つで、キャッシュレス時代に必要なものがすべて見やすく取り出しやすく収納できる技あり財布です。開発したデザイナーの佐藤さんにインタビューしました。

キャッシュレス決済の急速な普及

―開発のきっかけを教えてください。

長年コモドを愛用していたんですが、何となくちょっと違う気がしていて。何が違うのか、初めは自分でも分からなかったんですが、他のスタッフがちょっと大きいかもしれないと言っているのに共感して、小さい財布を作ろうと思いました。

そもそもコモドは、小さい財布が流行ったときに、あえていっぱい入って最適なサイズを実現した財布でした。それを作ったときは、わたしにとってもそのサイズが丁度良かったんです。当時、小さい財布は、ミニマリストが持つもの、わざわざ中身を減らして使うものという印象だったので、わたしには縁がないアイテムでした。

ところがここ数年、結構な勢いでバーコード決済が流行して、ミニマリストなど関係なしに、多くの人がバーコード決済を使うことが当たりまえになっています。現金は、いざというときのお守りみたいなものになっている人もいますね。

―佐藤さん自身もそんな生活に変わったんでしょうか。

はい。いつの間にか、わたしが使っていたコモドの中がすかすかになっていて、今のわたしの生活には、ここまでたくさん入る財布は必要ないんじゃないかと思うようになりました。それで、コモドよりもひと回り小さいコモド・ピアッツァを開発することになったんです。

―無理に減らさなくても、環境の変化によって自然と財布の中身が減ったんですね。

近所のスーパーでもクレジットカードが使えるようになったり、ポイントカードがアプリに変わったりしたのも大きいですね。常に持ち歩くカードは3枚まで減りました。

そのほか、保険証もいつも財布に入れていたんですが、保険証を含め、病院に必要なものを1つにまとめられるクリニックケースを作ったので、財布に入れるものは更に減ったんです。

もちろん、保険証やお金、鍵など必要なものを全部1つにまとめたほうが使いやすい方もいると思います。ピアッツァは、財布やキーケース、クリニックケースなど、用途に合わせて持ち物を分けて使いたい、そして1つ1つをコンパクトにしたいという方に、ぜひ使ってほしい製品です。

家計を管理する主婦の方へ

―ちなみに佐藤さんは、家計用にもう一つ財布を分けているそうですね。

はい、これまで家族用の財布は、大きい財布になんでも詰め込んでいて、パンパンでした。銀行のカードも入れていたんですが、ネットバンキングができてから必要なくなり、家族用の財布ももっと小さくできるなと。わたしと同じように、家計を管理している主婦の方など、もうそんなに大きい財布は必要ないかも…と思い始めている人はいるんじゃないでしょうか。ピアッツァは、サブの財布として持ち歩くのにも使いやすいコンパクトなサイズなので、2個持ちにもおすすめです。

―確かに、小さいのでピアッツァ2個持ちや、メインに大きい財布があってサブにピアッツァという使い方もありですね。

それから、わたしは手が小さいので、コモドより小さいくらいが丁度良いんです。また、デザインとして真四角の財布が欲しいというのもあり、今の形になりました。

コモドの機能はそのままに

―正方形に近い形が可愛いですよね。それ以外はコモドの形をほぼ受け継いだ財布にした理由は?

ほかにも小さい財布をいろいろ作ってみたんですが、出し入れがしにくくて。コモドは出しやすさにこだわって作っているので、それをそのまま小さくするのが1番使いやすいと思ったんです。

―コモドと違うのは大きさだけですか?

コモドほど中身を詰め込まないのでマチも変えました。コモドでは、マチが「W」の形になっていたんですが、ピアッツァでは「V」の形です。これで、コモド以上の薄さが実現しました。

その薄さでも、必要なものは十分入るんですね。

はい、無理に中身を減らしたいわけではないので、必要なものが入って、出し入れもしやすい薄さになるよう工夫しました。これは、ULYSSESが目指すものづくりでもあるんですが、なんでもかんでも削りたいわけではないんですよね。使いやすさを重視した、愛着の持てるシンプルなものを提案したいと思って、今の時代に丁度良い、コモド・ピアッツァができました。

【編集後記】

コモド・ピアッツァは、今使っている財布がちょっとだけ大きく感じている人におすすめです。それぞれのライフスタイルに合わせて、コモドやコモド・ピアッツァなど、一番使いやすい財布を選んでいただければと思います。

コモド・ピアッツァ商品ページ

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