それは手元にやってきた。

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ユリシーズには、各メーカーから新しいカメラが発表されるたびに、国内や海外のお客様から、

「今度出る○○に、ボディスーツは作らないんですか!?」

というお問い合わせを頂きます。とても有難いことです。

それと同時に、毎度のことながら、そのリクエストはユリシーズにとって最も辛いところでもあります。

それは、「ボディスーツを作ろう!」と思い立つたびに、発売日という最も高価なタイミングで、カメラを調達しなければならないから。大出血を伴う試練が待ち受けているわけです。誰か買って下さい。
カメラ本体は、スーツを設計する時だけでなく、量産が開始されてからも出荷前に全品フィッティングテストを行いますので、そのカメラに合わせて作ったボディスーツが販売終了になるその日まで、手放して現金化したりすることもできません。

どうにかしてこの問題を解決したくて、もう何度、3Dスキャナと3Dプリンターを調達しようかと思ったことか。親切な誰かにボディを貸していただき、モックを自分たちで作ってしまえば、ボディ調達費がかかりませんので、大幅にコスト削減でき、商品価格にも還元できるはずです!

……が、しかし。3Dスキャナーって、唯一「真っ黒なもの」だけは正確にスキャンできないんですね。真っ黒なもの……って、それ、カメラのことですかー!(血涙)

……まあ、気を取り直しまして。そういうわけで(?)ボディスーツ開発のために、買ってまいりました。SONY渾身の力作「α7」です!高価ではありますが、それでもフルサイズ機が、この価格・このサイズで手に入るようになったことを考えると、隔世の感があります。黒いボディにシルバーのレンズの組み合わせが渋いです。

え?違うだろ?
ツァイスの35mmF2.8はどうした?
ズームキットは?

聞こえません。

ぶっちゃけ、キットのズームレンズはデカいので、あれをつけた状態でボディースーツの装着例を撮影すると、スーツがよく見えなくなってしまうのです(^_^;)。かと言って、スマートなゾナー35mmF2.8は申し分ないスタイリングではあるものの、初値で7万円オーバーですので、おいそれと手が出ません。
なので、とりあえずボディだけ買って、手元にあった唯一のEマウントである16mmを付けてみたわけです。α7Rではなく無印のα7を選んだのも、同じ理由なのでした。

ちなみに、α7にAPS-Cサイズ用のEマウントレンズを装着した場合どうなるかというと、自動的にクロップされるだけで、普通に使えます。とはいえ、せっかくのフルサイズですから、E→Mマウントアダプターを介してライカのレンズを付け、作例をUPしてみようかな、とか考えています。

ところで、そのMマウントの本家本元であるライカと比較してみると、サイズ感はこのくらい違います。

α7の方が、横幅・厚み・重量においてライカよりもコンパクトにまとっています。つくづく、SONYは台風の目になってきたなあと思います。

「そんなことより、なんでここにライカM Type240があるのだ?」

え~……

……

……

おっと、もうこんな時間だ!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ(逃亡)
 
 

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